2008年9月5日金曜日

ブラジルの飲酒運転規制法

みなさま、こんにちは。
久しぶりに、日本のコンビニへ出かけたら、「ピンドラーマ(Pindorama)」という日本語のフリーペーパーをいただきました。初めて読んだのですが、なかなか面白かったです。で、その中にブラジルの飲酒運転規制法に関する記事があったので、6月に法律が施行されたことを思い出しました。それで、今日はブラジル人の飲酒運転に対する態度についてお話しますね。

法律が施行されたとはいえ、ブラジル人の多くは、未だお酒を飲んでも車を運転して帰るようです。飲酒運転はいけないこと、という意識がないです。寧ろ、特に男性は飲んでもハンドルを握れることを誇りとしているきらいがあります。
前に勤めていた会社で、若者の飲酒運転防止キャンペーンの企画に参加しましたが・・・ブレスト参加者の多くは、「大学生と違って、呑んでも運転できないほど酔わないから、俺は」と思っているようでした。当然ながら、そんな面子で作られたキャンペーンは効果なっさそ~ぉな感じでございました。まあ予算も時間もなかったんですけど。

私が思うに、飲酒運転が受け入れられてきた理由は、マッチョカルチャーに加え、車社会だからです。
サンパウロには地下鉄やバスもありますが、夜間の利用は危ないです。飲酒運転以上に怖い、と思う人が大半のはずです。また、会社などへ車で出かけて、タクシーを利用・・・というのも、なかなか実行しにくいものです。だいたい、タクシーの運転手からして、飲酒運転してますし。
前に、イビラプエラ公園のタクシー乗り場前に無人タクシーが止まっていたので、運転手を捜すそぶりをしていたら、近場でビール飲んでたおっちゃんがやってきました。しかも乗り込んだら、助手席にビールの空き缶が2つ転がっていました・・・。そりゃあ、公園でビール呑みたくなる陽気ではありましたが・・・全く悪びれる様子もなく、困ったものです。

それでも「ピンドラーマ」の記事によると、法律施行後30日間で連邦高速道路の事故による死者が12%減少したそうです。今後、周りの意識が変わるのか・・・またご報告しますね。

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