セガールは、1891年リトアニアの首都ヴェルナに生まれたユダヤ人。ロシアの混乱をのがれて、ドイツで美術を学んだ後、1923年、サンパウロに移住。ブラジル国籍を取得し、1957年に亡くなるまで生涯をこの地で過ごしました。
今回の展示会は、(1)ドイツ時代の貧しい移民や労働者を描いたもの、(2)ブラジルでの新しい生活・・・強い色彩とアフロ文化、また増えていく彼の家族・・・を描いたもの、(3)戦争、ユダヤ人迫害への批判、悲しみを描いたもの、(4)そして晩年の抽象的な風景を描いたもの・・・と時代に沿って彼の作品を見ていける充実したものでした(各時期には、下記写真のような作品がありました)。油彩を中心に、スケッチ、彫刻もありました。
(4)Floresta ensolarada(1955)
この展示会は、3月16日までですが、彼の暮らした家が美術館になっているので、興味のある方はどうぞ。
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