2007年10月19日金曜日

メルセデス・ソーサのコンサート

昨晩、アルゼンチンの歌手、メルセデス・ソーサ(Mercedes Sosa)のショウへ行ってまいりました。72歳の高齢のため、「ソーサ、最後のツアー」と宣伝された(注1)ものです。
「南米民衆の心の代弁者」「ラテン・アメリカの声」「反独裁者のシンボル」「大地の歌声」などと称されるメルセデス・ソーサ。特に軍事独裁政権に反対する歌は、その頃のアルゼンチンやブラジルの人々を勇気付けたそうです。が、それを実感として持たない私は、朝から「ガンタナメラァ♪ガンタナメエエラァ♪」と口ずさみながら(注2)、ショウに備えておりました。

mesa場所は、ビア・フンシャル(Via Funchal)というコンサート・ホール。マリザ・モンチのライブ同様、テーブル席で、お酒など飲みながら、曲を聴くスタイルです。ただ、今回の方が大箱で、ステージを映すスクリーンも2つありました。彼女は、高齢なこともあって、ずっと椅子に座ったままなので、スクリーンがあってよかったです。


screenさて、1時間遅れの10時半ごろから始まったショウ。風貌はちょっとゴン太くん(「できるかな」のノッポさんの相方)を思い出させる彼女ですが、歌声は、暖かく腹にずしっと来るすばらしいものでした。
オフィシャルサイトで曲が聴けます。
チリでの演奏(おそらく)が聞けるページ↓
http://www.mercedessosa.com.ar/esp/chile2007/target.html

ずっと歌いっぱなしで2時間。さすがにアンコールはありませんでしたが、とてもいいショウでした。


(注1:当日の新聞に「また戻るつもり」とのインタビュー記事あり)
(注2:夫に吹き込まれ、「ガンタナメラ」を歌う歌手だと思っていたため。キューバ民謡でした。)

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